Catholic Diocese of Nagoya

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2025年09月19日

カトリック輪島教会献堂式のお知らせ

全国の皆さま
カトリック輪島教会献堂式のお知らせ
+主の平和

 昨年1月1日に発災した能登半島地震以降、皆さまにはお祈りと義援金、そして現地まで足を運んでくださったボランティアの方々に支えられてここまで歩んできました。心より感謝申し上げます。

  さて、すでにホームページなどでお知らせしていますが、この度、能登半島地震で全壊した輪島教会が再建され、献堂式を迎えることとなりました。昨年1月の能登半島地震は能登半島にある2つの教会(輪島、七尾)と小松市の教会に大きなダメージを与えました。特に輪島教会は全壊してまったく使えなくなったため、この間、隣接のカトリック幼稚園のホールを借りてミサを続けてきました。輪島教会は、私が着任した10年前には日曜日のミサに日本人4~5名程度が集まる小さな共同体でしたが、地震を機に特に輪島市に住むフィリピン人が20名以上教会に来るようになりました。輪島の信徒たちのほとんどは被災し、仮設住宅に避難するなど大きな被害を受けましたが、全国から名古屋教区に寄せられた義援金で生活支援が受けられ、また、輪島教会が新しくできることで、生活と信仰の大きな支えが与えられることとなりました。

 能登半島地震に際しては、日本司教団で取り決めたERSTとカリタスジャパンの支援によって、被災地全体への支援の計画ができ、教区としての活動の方向性を決めることができました。何よりも、全国の教会や修道会、またカトリック学校、施設、個人から本当に多くの義援金を送っていただきました。皆さまからのあたたかい支援のおかげで、能登で被災したすべての信徒と幼稚園の教職員には発災直後に一時見舞金、2024年9月までには家屋の被災状況に応じた支援金を渡すことができました。そして、今回、全壊した輪島教会の再建がかない、献堂式を迎えられるところまできました。心から感謝いたします。教区としては、今後、小松教会、七尾教会の建て替え、改築などを検討していくことになります。今後とも支援をよろしくお願いします。 

 なお、輪島教会は、「カリタスのとサポートセンター」支援活動のベースの一つとしての役割を果たしていけるように設計されていますので、今後もボランティアの協力を得て地域の被災者のために活動を続けていくことになります。
最後になりましたが、輪島教会の献堂式は、9月27日(土)午前11時からになります。ただ、小さな教会なので、献堂式には限定された参列者のみで行うことになりましたので、当日はライブ配信することにしています。下記のURLでご覧いただき、共に祈っていただけたら幸いです。輪島教会には別の機会にぜひ訪問していただけたらと思います。

感謝のうちに

カトリック名古屋教区
司教 松浦悟郎