Catholic Diocese of Nagoya

お知らせ

NEWS

2024年09月06日

通常聖年のお知らせ

Prot.No.38/2024

2024年9月4日

 

司牧者の皆さま

修道院長さま

教区司教 松浦悟郎

 

通常聖年とその他お知らせ

+主の平和

 

夏のさまざまな特別行事などが終わり、日常に戻りつつある頃だと思います。新しい気持ちで宣教司牧に取りくんでいければと願っています。さて、今日は下記の4つのお知らせをします。

これらのお知らせを共同体の皆さまに直接お知らせくださるようにお願いします

 

1.通常聖年について

今年の年末より通常聖年が始まることはすでにご存じのことと思いますが、教皇フランシスコは去る7月24日、2024年通常聖年公布の大勅書『希望は欺かない』を発表しました。その中で、具体的なスケジュールとして次のように述べています。

「サンピエトロ大聖堂の聖なる扉が、2024年12月24日に開かれ、それをもって通常聖年の開始とすることを定めます。それに続く主日、つまり2024年12月29日には、わたしの司教座サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂の聖なる扉を開きます。この聖堂は、今年11月9日に献堂1700周年を祝います。続いて2025年1月1日、神の母聖マリアの祭日には、教皇バジリカであるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の聖なる扉が開かれます。最後に1月25日、教皇バジリカであるサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂の聖なる扉が開かれます。・・・また2024年12月29日の主日に、すべての司教座聖堂と共同司教座聖堂において、教区司教は聖年の荘厳な開幕として、感謝の祭儀を、その機会のために準備される儀式書に従ってささげるよう定めます。」(6)

上記引用の下線部にあるように、通常聖年は、今年の12月24日より始まりますが、教皇は、今年12月29日(日)にすべての司教座聖堂で開幕としてのミサを捧げるよう呼びかけています。名古屋教区でも、この日、カテドラルで開始のミサを捧げることにします。なお、通常聖年は2026年1月6日の主の公現の祝日にサンピエトロ大聖堂の聖なる扉が閉じられることをもって閉幕します(部分教会では2025年12月28日の主日に閉幕感謝ミサ)。

聖年についての教皇フランシスコの大勅書『希望は欺かない』(税込み220円)は、後日、参考までに一冊ずつお配りしますので、共同体のために必要なら、それぞれカットリック中央協議会に申し込んでください。

2.シノドスハンドブック

日本カトリック司教協議会のシノドス特別チームは、この度、シノドスの意味や「霊における会話」の方法などについて解説している『シノドスハンドブック』を発行しました。このハンドブックは、中央協議会のホームページからも入手できますので、ご活用ください。

3.『見よ、それはきわめてよかった』(カトリック中央協議会)について

教皇フランシスコは、2015年に回勅『ラウダート・シーともに暮らす家を大切にー』を発表しました。日本の司教団は、この回勅に示される課題の重要性に鑑み、広く教会全体で取り組むために特別チームを結成し、数年をかけて本書を作りました。大変分かりやすく、また具体的ですので、ぜひ、多くの人に読んでいただき、理解と実践につなげてくことができればと思います。信徒の皆さまにも紹介していただければと思います。

本書は司牧者の皆さまと修道院には一冊ずつ贈呈しますので読んでいただき、必要な分を中央協議会にそれぞれ注文してください。なお、教区では皆さまにお配りするためにまとめて注文したため、2割の割引分が残っています。もし、必要なら、教区事務所に直接取りに来る場合のみ、定価800円(+税)のところを600円(税込み)でお分けすることができますので、残りがあるかどうかをまず事務所にご確認ください。

 

4.福音化養成研修会について・・・10月5日(名古屋)と10月26日(金沢)

皆さまには、すでにポスターと申し込み用紙を送っていますが、お知らせがなされていない小教区が多くあるようです。100周年の時の中心的なテーマであった、次世代(人々)への信仰をどうつなげていくかという課題について、分かち合い、祈りながら共に考えていくプログラムになっています。信徒だけでなく、司祭、修道者の参加も希望しています。当日参加もできますが、できれば、9月9日までに共同体で募集し、教区事務所に送ってくださるようお願いします。
テーマ 「つなげたい 私たちの信仰  ~一歩をふみだすために~ 」

*愛知、岐阜地区

日 時 : 2024年10月5日(土) 午後1時~5時

場 所 : カトリック布池教会(地下ホール)

*北陸ブロック

日 時 : 2024年10月26日(土) 午後1時~5時

場 所 : カトリック金沢教会

以上

参考

『希望は欺かない―2025年の通常聖年公布の大勅書―』より抜粋

「(1)・・・すべての人は希望を抱きます。明日は何が起こるか分からないとはいえ、希望はよいものへの願望と期待として、一人ひとりの心の中に宿っています。けれども将来が予測できないことから、相反する思いを抱くこともあります。信頼から恐れへ、平穏から落胆へ、確信から疑いへ―。わたしたちはしばしば、失望した人と出会います。自分に幸福をもたらしうるものなど何もないかのように、懐疑的に、悲観的に将来を見る人たちです。聖年が、すべての人にとって、希望を取り戻す機会となりますように。

・・・キリスト者の希望の光が、すべての人に向けられた神の愛のメッセージとして、一人ひとりに届けられますように。教会が、世界のあらゆる場所でこの知らせを忠実にあかしすることができますように。」

(全文は、カトリック中央協議会ホームページを参照)